風の谷の板

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操縦型巨神兵について - デリータ

2012/06/07 (Thu) 13:51:28

既に別投稿にて考察されていますが、私の持論(勝手な憶測?)を書かせて頂きます。
操縦型巨神兵(巨神ロボ)は旧世界に兵器として存在し、その他の兵器に搭載されたビームや爆弾もこの巨神ロボ同等の強火力が有ったのだと思います。旧人類はこの強火力の意味を充分理解しており、実質的にこの強火力の行使は不可能で、紛争は爆薬などの小規模火力が使用されていたと考えます。
そして各地の紛争を調停すべく自立型巨神兵(巨神兵)が造られ、教育をうけました。巨神兵には強火力が実装されましたが、原則として強火力は使用しない、攻撃をされなければ攻撃しない、巨神兵自身の生命を防御しない様に教育されています。この教育内容が各国、各地域に周知される事により、巨神兵は調停者としての機能を当面は発揮していました。
しかし、強化力を行使、若しくは行使しようとした国や団体が表れ、巨神兵が調停に向かう。自身の生命を防御する概念が無い巨神兵は世界全体を考え、公正な理論で調停に望む。しかし、調停は決裂。先方が強火力を行使し、巨神兵は相打ちとして強火力を行使。まさに墓とオーマのやり取りです。火の7日間の再現はオーマが墓所で放った初弾ではなく、墓とオーマの相打ちによる大爆発の事です。大爆発の後、灰が降ります。旧世界の人類や生物はこの灰で亡くなって逝ったのでしょう。
一回目の巨神兵の強火力使用事件をきっかけに各地で同じ様な衝突が起こりやがて…。
火の7日間とは巨神兵が強火力を抑止する為だけに強火力を使用した結果では無いでしょうか?

Re: 操縦型巨神兵について - ACE@管理人室

2012/08/15 (Wed) 00:42:24

当サイトでは、第一巻の巨神兵内部の描写は、連載開始時点ではまだ世界の設定が固まりきっていなかった事による混乱と結論付けています。
連載が始まった経緯なども考え、最終的にこれが最も可能性が高いと判断したわけですが、作者本人の決定的なコメントが無い以上、断定はできません。
しかし、何度も書いてますように、設定上、操縦型の巨神兵が存在してようがいまいが、物語の主題には何ら影響を及ぼすものでは無いので、これ以上の言及は差し控えさせて頂きます。

Re: 操縦型巨神兵について - デリータ

2012/09/07 (Fri) 12:53:50

確かに、作品初期の宮崎氏の描く旧世界は人間のテクノロジーの延長ですが、終盤では現在の人間では神の領域とされる物理学にまで発展してます。
世界設定のブレと言えばそうですが、宮崎氏の科学領域への関心と、それに伴う人間の倫理への関心を伺わせます。
エンジンや巨神兵は燃料を必要としない事から、質量を完全にエネルギーに変換できると推測できますし、生命を自由に制御出来る事から遺伝子を完全に掌握していると推測できます。
遠い将来ですが人間が得られるかも知れない技術。
その科学技術と、それを司る者の倫理観。
その辺りへの関心の高まりが作品の重要なテーマとなり、作品後期に向かっての骨格を形成したのかも。

Re: 操縦型巨神兵について - てんぽ

2015/01/09 (Fri) 09:04:41

あれは、かつての巨神兵が朽ち果てて残された骨格を、のちの人類が物見櫓的に改造して基地的に使用していたのではないかと思っていました。

Re: 操縦型巨神兵について - 名無しの谷の

2017/08/20 (Sun) 12:47:08

墓所の教団の例を考えると巨神兵信者が神を模して作った偶像とも考えられますし、エフタル内戦か統一戦で朽ちた巨神兵を物見櫓に改造とも考えられます。
墓所の発言だと巨神兵は紛争、対立の収拾が付かなくなり超越者の存在を欲した人類が作った神ですから始めから調停者として作られた可能性の方が高いのでは。

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