風の谷の板

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ちなみに最大文字数は全角で2282文字くらいです。


はじめまして - dai

2013/08/16 (Fri) 01:49:08

ナウシカ+蟲使いからの検索でうかがいました。
ナウシカの読み解きに感心してしまい、
もう一度、読み返したくなって漫画喫茶ナウしてます。
さすがというか絵も話も古くなっておらず、不朽の、それこそ腐海のころまで残る名作ですね。

また、うかがいます!

Re: はじめまして - ACE@管理人室

2013/08/16 (Fri) 03:24:44

いらっしゃいませ。
私もナウシカは今後100年以上に渡って読まれ続ける歴史的な作品になると思います。
読み終わったら、ご意見・ご感想お待ちしています。

Re: はじめまして - dai

2013/08/16 (Fri) 21:12:18

ACEさま、おさそいありがとうございます。
読み終わりました。
初出から30年ですもんね。すごい作品だ。

うなったのはユパの死です。すっかり忘れていたのですが、クシャナの命とこの世界から憎しみの連鎖を断つために、身を盾にしたんですね。凡百の作家なら、まず死なない。命を賭けるとしてもナウシカのため、となりそうなものなのに。
かといって不自然な、いやな読後感がしないのは、ナウシカとクシャナの類似性が暗示されていたり、土鬼の復讐も腑に落ちるものになっていることなど、そこら辺がきちん描かれているからだろうと。

で、ここまで描ける宮崎駿なのに、
テトの死とユパの死とリンクについては、
ご想像におまかせします的態度なので想像力刺激されますよね。
ACEさんのご指摘通り出会うべき人は出会うのが、駿の作品だから、退場する人のわけも気になっちゃう。

Re: はじめまして - ACE@管理人室

2013/08/17 (Sat) 02:57:46

早速のご感想、ありがとうございます。

確かにユパの死のくだりは、極めて印象的で象徴的な場面ですね。
自分が果たすべき役割を果たし、後の人々に強い影響を与え、この世を去るというのは、何か人間が理想とする人生の終わり方であるような気もします。

また、あそこで暗示されているのは、ユパと僧正の思想がクシャナとチククに受け継がれた、ある種の世代交代でしょう。
やはり新しい時代を築くのは、若い世代であるべきなのだと思います。
言葉では書かれていませんが、二人が手を差し伸べ合う場面は、「愚かな争いを止め、これから来るであろう更なる苦難の時代を、手を取り合って生き抜いて行こう」という合意を表しているように思います。

ナウシカにとって最も近しい存在のユパとテトがほぼ同時に去ってしまった事で、ナウシカはさらに追い詰められ、ここから物語が一気に結末へ向けて収束していくわけです。
この後の流れなどには、もう作者が何かに取り憑かれてるような鬼気迫るものを感じますね。
まぁ、それこそがこの作品を不朽の名作にならしめたのでしょう。

Re: はじめまして - dai

2013/08/18 (Sun) 19:35:54

>>言葉では書かれていませんが

我が意を得たりー! だったので、続けさせてください。
このHPにうかがって、描けてしまう、絵がかけてしまう、と感じていた宮崎駿の特徴が言葉になりました。レベルの高いストーリーテラーでありながら、それ以上の絵がかけてしまう。

というのも、
こちらに書き込みするきっかけは、一巻のP27にあるナウシカのさびしげな表情に対するACEさんの気づきです。ぼくはあの表情に気づかなかった。
いわれてあの絵を読むと、平凡だけどかけがえのない毎日という種類の幸せはナウシカには訪れないだろうことを、僕も感じました。

本筋からはなれたところで感動してしまい、しかも長い書き込みになってしまって申し訳ありません。

ただたとえば、あの表情がかけたなら、別のテーマをもった作品を一本いけます。これは確証のない思い込みですが、あの表情をものにできるのは女性の作家です。(自分でも意外でしたが、魚喃キリコを思い出しました。ナウシカを読んで。)
なので、都合のいい女性をかかない人だと思います。
そんな宮崎駿のセックスシーンもいつか読みたい気持ちもしますが、コナンの再放送の世代なのであのイメージが壊されたらやっぱりいやかも。

絵のことを考えているうちに、エヴァ=巨神兵に気づきました。気づくのおそいかも。。
もちろんナウシカには、魂の成長があります。
蟲→大海嘯→ナウシカの死→再生はよどむところがなく、作者の構成力の射程は物語を貫いています。
再生は、オームからの再生というハード(体)だけでなく、討論と対話によるソフト(心)の両面です。このあたりもすごい。
また、母親からの愛が薄いナウシカがオームから生まれ直すことにより、旧人類(赤い血)とオーム(青い血)の混血になったのだというイメージがうかびました。
そして、母の人格を奪われたクシャナも、体と心を再生がなる。ふー、ようやく前回の書き込みの、ユパの死につながりました。

レベルの高いストーリーテラーでありながら、なんて書いてごめんなさい(誰に?)。あんたはすごいよ(だから誰に?)。

ながくなったのでこの辺で失礼しますね。
さて雑談なのですが、エヴァが巨神兵のモチーフになっていることに気づき、そういえば海皇記も設定やキャラクターにナウシカを思い出させるものがあるなとつながりました。
なにか他にも、ナウシカに影響受けたかもという作品あったら教えてくださいませ。

Re: はじめまして - ACE@管理人室

2013/08/21 (Wed) 00:22:44

確かに宮崎駿の作品では、登場人物それぞれの心理がとても緻密かつ自然に表現されていますね。
それは作者自身が持っている、人間の内面への深い洞察によるものでしょう。
言葉で多くを語るのでは無く、絵や映像で自分の思想・理想を表現する―――きっと、それが宮崎駿の伝道方法なのでしょう。

ナウシカとエヴァの類似性に関しては、宮崎駿と庵野秀明の関係が全てを物語っているのではないでしょうか。
エヴァが作られたのがナウシカが完結した直後、というのも興味深いと思いました。
きっと他にもナウシカ、ひいては宮崎作品の影響を受けた人は、様々な分野に数えきれないほどいるんでしょうね。

Re: はじめまして - じる

2013/09/06 (Fri) 23:35:28

しばらく振りに投稿してみようかと。

これから死出の旅路に向かうユパのために水先案内としてテトは送られたのかな。あるいは壮絶な死を描くにあたってのリハーサル的な何か。カントクは何事も鍛錬を怠らない性格なのかしら?

墓(ハカ)は子宮、巨神兵はリンガだと見立てると、極めて象徴的変態(Metamorphose)物語だと思えます。

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